この頃の僕はといえば、
今日からブログを書こうと思う。思いはするのだが、いざキーボードに手を置くと何を書いていいのか分からない。書くことが浮かばないのだ。
15年ほど昔。某mixiで日記を書きまくっていた。それはもう毎日のようにシコシコシコシコ書き狂っていた。孤独や鬱憤をひたすら書き綴っていた。人間、何事も継続するとはたから見ると無価値な物でも当人にっとての価値が生まれる。僕は何を血迷ったのかその日記を製本するという暴挙に出た。我ここにあり、と黒歴史を自ら物質化してしまった。文庫本サイズで200ページ足らずを製本するのに4,000円ほど費やした。勿論、自分が持っておくためだけに1冊だけ作ったのだ。本当に何でもない内容で、多少脚色してはいるもののそのままの事を書いている。
あの頃、なんであんなにも毎日書いていたんだろう?振り返ってひとつ思うのは、日記を書くことで日々が楽しくなっていたこと。これは日記のネタになるな、とかネタになりそうな事を求めて色んな場所に出かけてみたり。日記を書く為にアンテナを張っていたことがメリハリをもたらしていた気がする。結果として毎日がキラキラしていた気がする(思い出補正も多分に含まれると思うが)。
この度、またブログ日記を書き始めるにあたり久しぶりにその魔書を引っ張り出してみた。
表紙には当時のアパートのベランダから見える朝焼けの写真をレイアウトしてある。本のタイトルは『その頃の僕はといえば、』。いやはや何とも香ばしい。
パラパラとページもめくる。これまた薄寒い文章のオンパレードで苦笑いすら浮かばない。当時のキラキラは今の自分に痛すぎる。無表情のまま15年前の今日に一番近い日を読んでみる。するとどうだ。200文字ほどの文章に引っ張られ僕はペロッと『その日』に引き戻されていった。六畳1DK、運送会社が見える3階の角部屋。2015年7月7日の僕はブックオフで買ったカセットMTRで作曲したそうだ。当時趣味の合う友達がおらず、一人で宅録の真似事をしていた。そこから宅録にのめり込むようになり、大好きなくるりの楽曲を丸々再現するようになる。当時でも型落ちの機材を集めドラムの打ち込みを作り各パートを練習してコピーすることに取り憑かれていった。バンドにも憧れが生まれその後いくつかのバンドも経験できた。
もしかすると。薄寒いのは今の自分の方なんじゃないんだろうか。当時の自分が今の僕をみたら何だかガッカリするんじゃないだろうか?もうちょっと楽器も上手くなってると思ったのにとか、結婚して子供もいると思ってたとか言われそう。
あのな。人生観は変わっていくものだよ。第一お前モテないだろ?子供はいないけど、ちゃんとパートナーはいるんだよ。それに、そもそもお前子供が苦手じゃないか。楽器の腕前は申し訳ないとしか言えないけど。
格言めいたものはあまり好きではないけど『今日が人生で一番若い日』という言葉が最近やたらと頭をよぎるようになった。42歳。安く見積もってもあと半分しか時間は無い。
これからの人生を『その頃』よりも楽しく過ごす。その為のツールとしてブログ日記を書いていこうと思う。『その頃』への回答でもあり、この先の自分への『黒歴史』への引き継ぎでもある。本当に体が」寒くなってきた。どうやら最近の急な暑さとクーラーによる一足早い夏風邪のようだ。ゆっくり休養をとって治したいと思う。
うどんが食べたい。
今日の一曲 NAGAREMON / LIVE CLEAN STAY YOUNG